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第1分科会
弘道館 -
自らの佇まいを整える道
日本古来の礼儀作法を見つめ直す。武道を見つめ直す。学問を、歴史を学び直す。それは、必ず自分の内面と向き合うことになります。極めればすべてが道となる日本。各地で受け継ぐ精神を今に伝えることは、旅の魅力となります。
水戸藩が育んできた学問体系は、水戸第2代藩主徳川光圀公から始まる大日本史の編纂に始まり、第9代藩主徳川斉昭公による弘道館、偕楽園の整備、そして徳川幕府最後の将軍慶喜公による大政奉還へとつながっていきました。いずれも日本の歴史、教育史において重要な結節点となっています。近年では水戸学の再考、検証も行われており、国内外から歴史を学びに訪れる観光客も見受けられます。
本分科会では日本固有の礼法と藩校学問、二つの道から新しい旅のあり方を探ってまいります。
- 偕楽園「好文亭」
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- 会場
- 水戸市民会館グロービスホール(大ホール)
- 定員
- 1,280人
- 開催時間
- 14:30~16:00(90分間)
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モーリー・ロバートソン氏
(タレント・国際ジャーナリスト・ミュージシャン) - 1981年に東京大学とハーバード大学に同時合格。東京大学を1学期で退学しハーバード大学に入学。電子音楽とアニメーションを専攻し、アナログ・シンセサイザーの世界的な権威に師事。1988年にハーバード大学を卒業。2001年「情熱大陸(TBS)」でフィーチャーされる。2005年ポッドキャストのパイオニアとなり、ネットでラジオ番組「i-morley」を配信。ニフティ社から「Podcasting Award」を受賞。現在は、情報番組のレギュラーなど各種メディアで活躍中。
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(一般社団法人 日本礼法道協会 代表理事)坂井 志暢 氏 - 20年のビジネス経験から、日本のマナーの源流である礼法を現代のビジネスパーソンが実践しやすいように体系化する。表面的なテクニックではなく、根拠を紐解き、心から腑に落とせる講座は、幅広い年齢層の経営者に支持されている。2021年には一般社団法人 日本礼法道協会を設立し、「違いを認め合い、お互いが尊重し合う平和な社会を実現する」 という理念のもとに礼法の普及活動を行う。
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(弘道館主任研究員・水戸大使)小圷 のり子 氏 - 同志社大学文学部文化学科卒業後、茨城県立歴史館に嘱託職員として勤務。その後、自治体史編纂(旧北浦町・旧七会村・旧十王町)などに携わり、2005年から弘道館事務所に勤務。現在、水戸市立博物館協議会委員、水戸市都市景観審議会委員、常陸大宮市文化財保護審議会委員などを務める。主な共著に『徳川斉昭と水戸弘道館』、『近世日本の学問・教育と水戸藩Ⅰ~Ⅲ』、『北浦町史』ほか。